貯金が楽しくなるたった3つのコツ

貯金が楽しくなるコツの1つ目は、貯金の目的を見える化することです。

貯金は目的に応じて、どのように貯めていくのが有効か変わってきます。
老後に対する備え、楽器を買うための貯金、事業を起こすための資金作り、それぞれ貯金の要素があるものの、お金の貯め方は大きく変わってきます。

状況によっては、違った目的の貯金に対して同時に取り組む状況が出てくるかもしれません。
そんな時に、何に対して貯金をしているのかが不明確になると、モチベーションが保ちづらくなります。

しかし「何のために、いつまでに、いくら貯めるのか」が明確になることで、貯金に対するモチベーションをキープしやすくなり、貯金が楽しくなります。

ゴールが見えない努力というのは人間継続しづらいものですが、ゴールや目的がはっきりしている物事に対しては、人間努力しやすいものです。

目的が分かればモチベーションが上がりますし、期間がはっきりしていれば「今だけは頑張ろう」と割り切って節約に臨むこともできるようになります。

貯金が楽しいと感じたことがない人は、貯金の目的を明確にして、貯金が達成できたらどのような未来が待っているのかを描いてみましょう。それを考える時間も楽しめるかと思います。

貯金が楽しくなるコツの2つ目は、貯金額を見える化することです。

貯金の目的が明確で貯金に対するモチベーションが上がっていても、今自分が目標の貯金額に対してどのくらい届いているのかが明確でなければ、中々貯金は続かないものです。

例えば、目的別に通帳を分けて、貯金の目標額を部屋に貼り出したり、スマホの待ち受け画面に目標額を出しておくなど、目標を明確にしてそれに対していくら貯まっているかを可視化できる環境を作ることで、日々日々貯金へのモチベーションを上げることができます。

また、家計簿をつけることも有効です。
家計簿には貯金額も組まれていきますので、貯金額の見える化に繋がります。

貯金額の見える化には色々な方法があります。
通帳以外の方法では、スケルトンの貯金箱を買って現金を投入していくことで、日々日々貯まっていく様子を見ることができます。

また、家計簿はノートや手帳に付けるだけでなく最近ですとスマホのアプリもありますので、そういったものを利用するのも一考です。
お金が貯まっていく過程が見えると、貯金は一気に楽しくなります！

貯金が楽しくなるコツの3つ目は、貯金のご褒美を見える化することです。

例えば、欲しい車を買うための貯金であれば、スマホの待ち受けや手帳等にその車の写真が見えるように調整することで「車のために貯金をしているんだ」という意識を保ちやすくなります。

貯金のゴール自体がご褒美になるのです。また「〇月までに×円貯めることができたら△△を買ってもいい」という具体的なご褒美を、貯金に対して設定するのも有効な方法になります。

貯金に対してのご褒美を設定し、それを見える化することで、貯金に対してのカンフル剤になるのです。

ただし、ご褒美を設定する際には注意点もあります。
本来であれば貯金は貯金そのものが目的ではなく、何かを成し遂げるために貯金をするものです。

そのため、貯金そのものに対してご褒美を設定することで貯金が目的化してしまい、お金を貯めてもその目的にお金を使うモチベーションが削がれてしまうおそれがあります。

そうなってしまうと「せっかくここまで貯めたんだから、つかったらもったいない」という心境になってしまい、本来の貯金の目的を果たせず、貯金そのものが目的化してしまうのです。

貯金に対してご褒美を設定する際には、当初の目標設定も意識できるような仕組みづくりが必要です。