貯金ができる人とできない人のたった3つの違い

貯金ができる人とできない人の違いの1つ目は、貯金用の口座があるかどうかです。貯金用の口座があると「手を付けてはいけない口座」と「必要に応じてお金をおろしても良い口座」に意識的に分けることができますので、お金が貯まりやすくなります。

貯金ができない人は、使っていいお金と使ってはいけないお金を分けられていない傾向がありますので、口座を貯金用に分けることで、貯金に回すお金を明確化することができるようになるのです。

貯金ができる人は、どれが生活費でどれが貯金なのか、自分で分かるように分けている傾向があり、口座を分けるだけでもそれを明確化することができるのです。

おすすめは、給料振込用の口座と同じ銀行に、定期預金用の口座を作っておき、給料日に自動的に引き落としになるようにしておくことです。
このような形で自動引き落としも組み込んでおくことで、貯蓄により強制力を持たせることができるようになります。

このようにちょっとしたポイントを押さえておくだけで、貯金ができない人からできる人に変わることができるのです。

貯金ができる人とできない人の違いの2つ目は、貯金の目的が明確になっているかどうかです。
貯金の目的が明確か否かで、貯金に対するモチベーションは大きく変わってきますし、作戦も変わってきます。

例えば、今25歳の人が老後に対して備える貯金となると、35年以上先を見据えたものとなりますし、車を買うための貯金となると、3年や５年を目安に車が買えるだけのまとまったお金を作るための貯金になりますので、老後を見越した貯金よりも短期間で、１月あたりの金額が大きな貯金になります。

そのため、老後に貯金は少しずつコツコツといった貯金になりますし、車を買う貯金は「何が節約できるのか」を考えながら、１月の貯金額を最大化するような貯金の仕方になってくることでしょう。

貯金が趣味になれば節約節約の生活を続けて、毎月10万円以上といった大きな金額を貯金に回すこともできるようになりますが、そのようなモチベーションで貯金を続けていくことは多くの人にとっては難しいことです。

そのため、貯金の目的を明確化することで「いつまで頑張ればいいのか」「どのように頑張ればいいのか」が明確になりますので、貯金に対してのモチベーションを上げやすくなります。

中々貯金ができないと悩む人はまず、貯金の目的を考えてみましょう。
また、貯金の目的に応じて、貯金用の口座や財布を分けるのも、非常に有効な一手と言えます。

貯金ができる人とできない人の違いの3つ目は、貯金を家計の項目に組み込んでいるかどうかです。
貯金ができない人は貯金を何となく「お金が余った時に貯めておこう」という気持ちで実践しているものなので、中々お金が貯まっていきません。

しかし、実際にお金が貯まっていく、貯金ができる人は家計にかならず貯金の項目を組み込んでいます。
貯金を家計に組み込むのに有効な手段は「先取り貯金」です。

先取り貯金とは、給料が出た際に余ったお金を貯金に回すのではなく、先にいくら貯金に回すかを決めてその分のお金を差し引いた残りを生活費に充て、さらに残った分をお小遣い等に回すような家計の回し方を指します。

このようなお金の回し方を意識的に継続することで、貯金を習慣化しやすくなります。「余ったお金を貯金しよう」という気持ちで貯蓄に臨むと、意外にお金は余らないものですし、あれが必要、これが必要と考えてお金はどんどん消費に消えていく傾向にあります。

貯金ができないと悩む人は、先取り貯金で貯金する分のお金を最優先で家計に組み込むよう、給料の使い方を変えることから始めてみてはいかがでしょうか。